No.714 自分で出来るメンテナンス(フィルター清掃)
須田@NMAです。
これまでに自分でできるオートバイの簡単なメンテナンスとして、「エンジンオイル交換 」と「プラグの交換 」を
記事に書きましたが、今回もオートバイの簡単な整備についてです。
今回は、エアフィルターの清掃を行いました。
この整備をしたのは、前に行ったプラグの交換でこれまで付けていたプラグの焼け具合いが若干黒いかなと
感じたのと、ここ最近ちょっと燃費が悪くなってきたからです。
もっとも、燃費に関してはそのときの交通状況や運転によりその数値は変わってしまうので、あまり目安には
ならないかもしれません。
私の乗っているオートバイは単気筒のオフロードタイプ(スズキのジェベル200)なので、プラグの交換と同様に
エアフィルターの清掃(交換)も比較的簡単に行えます。
左右のサイドカバーを止めているネジ(各一本ずつ)をプラスドライバーで外し、フレームに押し込まれている
ホックを引っ張ればサイドカバーは外れます。
次にシートを固定しているボルト(これも左右各一本)を外し、シートを後ろにずらせば取り外すことができます。
シートが外れたらエアフィルターの納められたケースの上部が見えますので、爪を引っ掛けて止めてある蓋を
外せばエアフィルターが姿を表します。
ほぼ中央にあるネジを手で回せばエアフィルターは外すことができます。
取り外したフィルターは、期待に反して?あまり汚れてはいませんでした。
このオートバイは知人から中古で買ったもので、現在の走行距離は17,000キロを越えてますから、これまでに
メンテナンスをされたことがあるみたいです。
余談ですが、以前乗っていたオートバイは同じスズキのオフロードで、これも知り合いから譲り受けたのですが
そのオートバイはメンテナンスをきちんとしていなかったらしく、エアフィルターの汚れ具合はひどくてフィルター
(スポンジ)も硬化していたので、清掃ではなく交換したことがありました。
今回、フィルターの汚れはそれほどでもなくてスポンジの弾力もしっかりしていますが、に染み込ませてある
オイル(これに小さなごみをくっつけます)の量が多い感じでした。
オイルがなければ小さなごみは吸着できませんが、多過ぎれば空気を吸い込むのに抵抗となってしまいます。
汚れはそれほどでもないですが、せっかく取り外したので洗って元に戻すことにしました。
洗浄は洗い油(灯油など)を使うのが普通ですが、手元になかったので代用品として車用エアフィルターの
クリーナーを使いました。
これはK&Nと言うメーカーのクリーナーで、前に乗っていた車に使っていたものです。
このクリーナーでフィルターを洗浄した後に十分乾燥させ、エンジンオイルを塗布します。
オイルの量は、24~31ccと、ほぼ同じエンジンを使った前のオートバイのサービスガイドに書いてあるので
それに倣って塗布しました。
あとは、取り外しと逆の手順で元に戻すだけです。
ここで、シートを取り付けたときに画像を撮っていなかったことに気付きました。
結果、文字ばかりでわかりにくい記事になってしまい申し訳ありません。m(_ _)m
フィルターの洗浄後に近所を試乗してみましたが、気持ち吹け上がりと言うか、アクセルのつきが良くなった
ような気がします。
気分的なもので、そう思いたいだけかもしれません。(笑)
燃費については、洗浄する前にガソリンを入れてしまったので、結果が出るのは少し先になります。
燃費が良くなれば環境にも財布にも優しくなるので、ぜひ良くなって欲しいと思っています。
注)この記事を読んでやってみようと思った方は、自己責任で実施されるようお願いしますね。
No.713 接触していなくとも有罪
平沼@NMAです。
2004年に東名高速で強引な割り込み運転を起因とし、後続車が中央分離帯に
激突して4人が死傷した事故の裁判で画期的とも言える判決が下されました。
判決によると、被告は2004年1月11日、東名高速道下り線で後方を確認
しないまま、路肩寄り走行車線の第1車線から中央寄り追い越し車線の
第3車線に一気に2車線分変更して、後続車の前に割り込んだ。第3車線を
走行していた被害者は追突しそうになったためハンドルを切り、中央分離帯
に衝突、2人が死亡、2人が重軽傷を負った。
被告の車は事故車に接触していないが、横浜地裁は「目撃者の証言から、
無謀な車線変更は明らか」とし、業務上過失致死傷罪で禁固3年6月の判決
を下した。 [読売新聞2月1日記事より抜粋]
高速道路以外でも、よほど自身の運転に自信があるのか、車の間隙を縫うように
走っている車をよく見掛けます。自車の前方への突然の割り込みや車線変更に
ヒヤリとした経験をお持ちの方も多いかと思います。
ところが、仮に事故に至っても、接触していなければ自分の前方不注意となり、
前の車に責任を負わせることはできないものというのが現実ではないでしょうか。
そのような中でこの判決は、自己中心的なドライバーに警鐘を鳴らすものとして
画期的と言えると思います。
ただ、今回、下された判決も「目撃者の証言」があったからこそかも知れません。
飲酒運転に対し、これだけ世間の厳しい目が注がれている中でもなお、飲酒運転
による事故は発生し続けています。
今回の判決をもってしても、自己中心的な運転をするドライバーが、すぐにはなく
なることはないでしょう。
我々ドライバーが自分に出来ることは「危険と思える運転をする車には近づかない」
ことでしょう。理不尽とは思いますが、これが自身だけでなく、周囲の車を守るため
にも必要な唯一の防衛策ではないでしょうか。
No.712 肌感覚
八尋@NMAです。
俗に言う”第六感”や”肌感覚”、皆さんはどう考えておられますか。
少し非科学的になりますが、この自分の第六感、肌感覚というようなものを、
私は日々の運転の中で実は一番大事にしています。
何か”気持ち悪さ”を感じた時には、ブレーキで速度を落としたり、そのような場所を避けたりするということです。
実際、そうすることでタッチの差で死ぬところだったところをぎりぎりで回避したりすることが過去2~3度ありました。
一瞬アクセルを戻すことによって致命的な事故にあうことはありませんが
一瞬アクセルを踏んだが故に致命的な事故にあう確率は飛躍的に増えます。
ある意味虫の知らせのようなもので、科学的な根拠は何もありませんが、
ほんの数秒の差で命が助かるケースもありますから、ひとつの参考として頂ければと思います。
No.711 国道土砂崩れ事故
先月30日、奈良県の国道でがけ崩れが発生し走行中のワゴン車が土砂に
埋もれ乗っていた3人の方が亡くなると言う傷ましい事故が起きました。
調べでは、道路は西側のがけが幅30メートル、高さ35メートルの範囲に
わたって崩れ、ワゴン車は岩や土砂の下敷きになっていた。
現場の国道は奈良県南部の山間部で、付近では18日と21日にも幅20メートル
高さ30メートルの範囲にわたってがけ崩れが発生し、一時通行止めとなって
おり、金属製の防護さく(高さ6メートル、長さ30メートル)を設置し、
臨時の信号機を置いて片側1車線通行の規制をしていたのだそうです。
現場の防護さくは2回の土砂崩れを受け、崩落防止工事をするために設置された
そうですが、落石に対応する程度の強度で、今回のような本格的な土砂崩れには
耐えられない構造なんだそうです。
ただし、現場の調査にあたった独立行政法人土木研究所の研究員の話では
「がけの上部が長い年月をかけて風化し、重さに耐えかねて崩れた可能性がある。
崩落を予測することは難しかったと思う」と指摘。
現場に防護柵を設置していた県の対応は「問題なかったと思う」とのコメント
なので、人災かどうかの判断は今後調査が進んでみないとわからない様です。
とは言っても県は平成8年、国と連動して、県内のがけ崩れの危険個所を県職員や
委託業者が目視確認する形で総点検し、「要対策」「要警戒」「対策の必要なし」の
3段階で診断しており、その結果今回の事故現場を含む1509地点を最高ランクの
「要対策」としてピックアップしながら未だに対策が行えていなかった事も事実です。
私も観光で山間部を訪れた時に土砂崩れで片側1車線通行になった現場に遭遇
する事は良くあります。
これまでは、あまり危険と言う認識は持っていませんでしたが、今後は自らも
十分に注意して走行すべきであると今回のニュースを見て感じました。
NPO法人NMA ~No More Accident ~
No.709 故障の原因
齋藤@NMAです。
先日、私の車が故障した件について前回のブログにて
報告申し上げましたが、その続きです。
牽引後、自宅に戻った後に友人に連絡して相談をしました。
もしかしたら、電装系のトラブル(比較的良く壊れるそうです)
ではないかという事で、仮にそうであれば、予備の部品を
持っているとの話でしたので、原因特定の為に故障車を
診て頂く事になりました。
結局、原因は電装系ではなく、燃料ポンプの故障
(ここも弱い箇所と聞きました。)と分かり
専門のショップに修理依頼をする事になったのですが、
友人より原因を調べる時のチェックポイント(リレー、プラグ、
コイル等々)を色々と説明して貰いながら作業を行えた事は
とても有意義であり、なるほど・・・と頷くばかりでした。
車種によっては、特有の弱点がある場合があります。
事前に情報を知り、仮に対策品があれば早めに交換する事で
トラブルが防げたかもしれません。
今回の件は、自分の知識不足を痛感させられました。
反面教師として頂ければ幸いです。
NPO法人NMA ~No More Accident ~
No.707 車の性能向上と危険予知能力の低下
車の操作って何でしょう?
ハンドルを回すこと?
アクセルペダルやブレーキペダルを踏むこと?
ハンドルも、アクセルも、ブレーキもそれぞれ重要な装置ですが
それぞれ独立した機能ですから別々に操作する必要があります。
たとえばハンドルを回すと勝手にブレーキがかかるようなことはありません。
そもそも車はかなり古くからある機械のひとつですので、
人が操作するレバーなどは倒した位置に一つの機能が与えられています。
たとえばマニュアルギアのシフトレバーもレバーを決められた位置にする事でギアを決めます。
左上のローギアに入れたけど、さっきは同じ位置がセカンドギアだった、次に同じ位置に持って来たら今度はバックギアだった。
なんてことには決してならないですよね。
電気系統の場合はどうでしょう。
たとえばハザードランプなどは、押せばON、もう一度押せばOFFというように単純な機能が一つ与えられているだけですから分かりやすいと思います。
このように車と人のインターフェイスは、ハンドルやレバーやペダルやボタンだったりします。
車の側から人へ伝える情報も、これらハンドルやレバーやペダルからだったりします。
また接している面積が広いシートも重要なインターフェイスと言えるかもしれませんね。
最近では、ブレーキ、ハンドル、アクセルなどを車自身がコントロールする機能を備えている車も増えました。
車が危険を感じると勝手にブレーキがかかったりするのです。
今までドライバーが危険を感じて危険回避の行動をしていましたが、車が危険回避をしてくれるようになってきたのです。
そうなるとドライバーの危険に対する意識が弱まってしまわないだろうかと心配してしまいます。
「装置を過信しないでください」と説明書に書いてあるとおりですが、あくまでも車を運転しているのはドライバーです。
ドライバーさえも車に乗せられているようでは危険予知は愚か危険回避も難しくなってしまうでしょう。
車を運転するのは人です。
それを忘れないできっちり車をコントロールして運転して行くように心がけましょう。
~No More Accident~ NMA
No.706 バイクの防寒グッズ最終回
森村@NMAです。
バイクの防寒グッズその2 の続きで、本日で最終回です。
五本指のインナーソックス、フェイスマスクと紹介して、
最終回は「腹巻」・・いえ、腰サポーターです。
最近はローライズのジーンズが流行っていますので、
女性でも股上が浅いジーンズを履いてる方が多いのでは?
そんなジーンズのバイク難点は、乗っているときに腰から
隙間風が入ってくるのですね。
冬場なので、長めのジャケットを着ていることが多いと思いますが
それでも腰から入る隙間風は辛いものがありました。
それを解決する良いアイテムは「ショートジャケット用のウインドストッパー」
ジーンズの上に腹巻の様に巻きつけて、隙間風をシャットアウト!
もっとお勧めなのが、腰サポーターです。
医療用のコルセットでも良いと思うのですが、
バイク用がバイク用品店で販売していますので、そちらの方がお勧めです。
私もバイク用品店で購入いたしました。
腰サポーターの良い点は、寒さも防ぐことが出来るのですが
本来の目的、腰への負担の軽減があることです。
特に寒さで腰痛も勃発しやすいので、腰痛の心配がある方は
是非着用してみてください。
今期初めて本格的にバイクのウインターライフを楽しみましたが
結果的には暖冬でしたので、防寒グッズの威力を発揮することなく終わってしまいました。
来期の冬に期待したいと思います。
寒さに負けずに素敵なバイクライフをお楽しみ下さい。
No.705 NMAブログの終了
浅川@NMAです。
NMAスタッフで毎日書き始めたブログも、700回を越えました。
購読どうもありがとうございます。
どこまで書けるかと思いながらスタートしたのですが、
結果的には、デイリーに書く事ができました。
毎日書くというのは、持ち回りとはいえ難しいチャンレンジでした。
ちょうど用事のある時に、番が回ってきたり等々。
いつまで続けるかというのは、常に考えてきたのですが、
このたび、730回をもって終了する事にしました。
730回というのは、365の倍です。
つまり2年間、毎日書いたという区切りをもって終了したいと思います。
情報発信源として活用してきたブログ、アメーバカテゴリの中でも、
いつも上位にランクインしていました。
読者の方々も多く付いていただきまして感謝します。
ありがとうございました。
啓蒙活動の一環として2年間継続できた事を誇りに思うと共に、
今後の活動の継続する自信に繋げる事ができたらと思います。
まだ730回まで少しありますので、引き続きよろしくお願いします。
No.704 機能優先?で事故の元になりそう
須田@NMAです。
先日、大きな荷物を運ぶために知人からトヨタのエスティマを借りたときのことです。
時間は夜になってからで、日は完全に落ちています。
知人から車のキーを受け取り、走り出してわずか数秒後にびっくりしました。
そこは、こちらからだと少し広い道が右に90度曲がっているところで急に狭くなるので
対向車だけでなく歩行者や自転車にも注意が必要な場所(対向車側は一時停止です)
なのですが、いつもどおり減速しながら右前方に目を向けると。
見えない・・・。
正確には、見えないではなくて「とても見えにくい」なのですが、いきなりその状態になった
ので私には見えなくなったように感じました。
見えにくくなった原因は、運転席側に取り付けられたサイドバイザーでした。
雨天走行時に窓を少し開けても、雨やルーフから落ちる水が室内に入ってこないようにする
ための、機能的なアクセサリーですね。
そのバイザーが異常に大きかった上に、黒くて夜間は視界を妨げてしまうものでした。
元々エスティマはフロントガラス横のAピラーが若干太め(安全のためか)で、ドアミラーも
大きめですので、右前方の視界には注意が必要です。
知人のエスティマはバイザーで、視界はさらに悪化していました。
それからは、交差点で右折するたびに最徐行して上半身を前後に大きく振って確認しながら
の運転です。
借りておいて文句をつけるのもなんですが、正直言って精神的に疲れました。
上の画像は、その日の帰りに近くの駅前で撮影したものです。
アングルは運転席の視線からに合わせて撮影したので、運転しているとこんな感じです。
大きなバイザーとドアミラーで右前方の視界がかなり遮られています。
画像は見やすくするために明るさを調整していますので、実際にはバイザーの向こうは
ほとんど「真っ暗」な状態です。
上の画像は、後日助手席側を撮影したものです。
バイザーの大きさがわかると思います。
いくらなんでも、こんな危険なアクセサリーは純正では無いだろうと知人に聞くと、中古で
買ったときから付いていたので判らないとのこと。
メーカーのホームページを見ると、純正部品はぜんぜん大きさが違っていました。
このバイザーは、どうやらRV車用のものを加工したような感じです。
知人に、これ怖くないの?と聞くと、夜は怖いけど雨が降ってるときに煙草を吸いたくなって
広めに窓を開けても雨が入ってこないから便利なんだよね、とのことでした。
いちおう、機能部品として使っているみたいです。
外すつもりも無いみたい。
でも、本当にこれでいいのかな?と思います。
いくら便利だと思える部分があっても、事故に直結しそうな状態ではちょっと・・・。
自分が自己責任と言っていても、事故が起きてしまえば相手もいるわけです。
事故を起こさないように努力するのも自己責任の一つ、ではないかと思います。
No.703 高速道路のSA
平沼@NMAです。
先日、所用で高速道路を利用して久しぶりに遠出をしてきました。
途中、トイレ休憩と時間調整のためSAに立ち寄ったところ、休憩スペースの入り口に
「高濃度酸素バー登場!ねむけスッキリ酸素パワー!」と謳ったのぼりが乱立して
おり気になって覗いてみました。
それは、画像のようにソファーに腰掛け、インカムのようなものを首に付けてそこから
噴出する高濃度の酸素を浴びながら足のマッサージ機を利用するといったものでした。
正直言って効果の程は分かりませんでしたが、10分200円と手頃に利用できる、この
ようなちょっとした設備にも民営化の効果があったのかな?と感じました。
高速道路のSAといえば、トイレや小腹が空いた、或いはお土産を買うなどで利用する
方が多いかと思います。
民営化以降、休憩所やトイレなどのクリンネスもかなり向上し、上記のSAに求められる
基本的な要件をかなり充たしてくれる場になったと個人的には感じています。
少し調べてみたところ、高速道路のSAには仮眠や入浴だけでなく、ビジネスホテルの
ような宿泊施設まであるそうです。
高速道路を利用して長時間運転を続けていると単調なこともあり、判断力や集中力が
低下してきます。安全に目的地に到着するためにも適宜、休憩を取ることが大切です。
高速道路各社による設備の充実は収益改善が目的でしょうが、我々、ドライバーに
とっては休憩を目的化でき、目的地まで安全かつ効率的に利用できるインフラが整備
されてきたことは喜ばしいことと思います。
帰り際、首都高のPAにも寄ってみましたが、こちらは薄暗さが際立ってか、相変わらず
という印象が拭えませんでした。
首都高のPAは、立地上制約のためか小規模なものが多く、駐車スペースとトイレが優先
で他は空いたスペースに付属的に設置するという状況なのかも知れませんが、もう少し
アメニティーの向上を願いたいところです。