No.704 機能優先?で事故の元になりそう
須田@NMAです。
先日、大きな荷物を運ぶために知人からトヨタのエスティマを借りたときのことです。
時間は夜になってからで、日は完全に落ちています。
知人から車のキーを受け取り、走り出してわずか数秒後にびっくりしました。
そこは、こちらからだと少し広い道が右に90度曲がっているところで急に狭くなるので
対向車だけでなく歩行者や自転車にも注意が必要な場所(対向車側は一時停止です)
なのですが、いつもどおり減速しながら右前方に目を向けると。
見えない・・・。
正確には、見えないではなくて「とても見えにくい」なのですが、いきなりその状態になった
ので私には見えなくなったように感じました。
見えにくくなった原因は、運転席側に取り付けられたサイドバイザーでした。
雨天走行時に窓を少し開けても、雨やルーフから落ちる水が室内に入ってこないようにする
ための、機能的なアクセサリーですね。
そのバイザーが異常に大きかった上に、黒くて夜間は視界を妨げてしまうものでした。
元々エスティマはフロントガラス横のAピラーが若干太め(安全のためか)で、ドアミラーも
大きめですので、右前方の視界には注意が必要です。
知人のエスティマはバイザーで、視界はさらに悪化していました。
それからは、交差点で右折するたびに最徐行して上半身を前後に大きく振って確認しながら
の運転です。
借りておいて文句をつけるのもなんですが、正直言って精神的に疲れました。
上の画像は、その日の帰りに近くの駅前で撮影したものです。
アングルは運転席の視線からに合わせて撮影したので、運転しているとこんな感じです。
大きなバイザーとドアミラーで右前方の視界がかなり遮られています。
画像は見やすくするために明るさを調整していますので、実際にはバイザーの向こうは
ほとんど「真っ暗」な状態です。
上の画像は、後日助手席側を撮影したものです。
バイザーの大きさがわかると思います。
いくらなんでも、こんな危険なアクセサリーは純正では無いだろうと知人に聞くと、中古で
買ったときから付いていたので判らないとのこと。
メーカーのホームページを見ると、純正部品はぜんぜん大きさが違っていました。
このバイザーは、どうやらRV車用のものを加工したような感じです。
知人に、これ怖くないの?と聞くと、夜は怖いけど雨が降ってるときに煙草を吸いたくなって
広めに窓を開けても雨が入ってこないから便利なんだよね、とのことでした。
いちおう、機能部品として使っているみたいです。
外すつもりも無いみたい。
でも、本当にこれでいいのかな?と思います。
いくら便利だと思える部分があっても、事故に直結しそうな状態ではちょっと・・・。
自分が自己責任と言っていても、事故が起きてしまえば相手もいるわけです。
事故を起こさないように努力するのも自己責任の一つ、ではないかと思います。