No.694 サーキットでの走行会 | NPO法人NMA

No.694 サーキットでの走行会

 須田@NMAです。


先日、私の車仲間が参加する「サーキットでの走行会」 があり、富士スピードウェイに行ってきました。
車やオートバイが好きな人なら一度は走ってみたいと思うこともあるのではありませんか?。
サーキットを走ると言うと、レースのイメージに直結してしまう人も多いと思います。
そうなると、速いスピードで目をつり上げて必死に走ることを想像してしまうかもしれませんが、そうでない場合もあると思います。
車の動きを知るのに、サーキットは一般道に比べて安全に学習することが出来るということは比較的よく知られていると思います。
でも、サーキットの走行はちょっと敷居が高い(怖い)、と思う人もいるこでしょう。

今回の走行会は、そんな心配が要らないと思える内容(クラス)もありました。

走行会は5つのクラスに分かれていました。
内訳は、超ビギナー・ビギナー・エキスパート・外車・旧車、となっています。
各クラスとも、40分×2回の走行です。
これは、他の走行会と比べると走行時間が多めだと思いました。
今回の記事は5クラスの内、超ビギナーのクラスについてです。

超ビキナーでは一本目の前半20分間ではペースカーの先導で追い抜き禁止でした。
これはサーキット初心者には、安全面で有効な方法だと思われます。
富士スピードウェイのように本格的なサーキットの場合、コースだけでなくエスケープゾーンも広くとってあります。
こういったサーキットでは、初心者は自分がどこを走っているのかの感覚がつかみにくく、スピードを誤認識しやすいために何気なく前の車に付いていって、気付いたら(その人にとっては)オーバースピードでクラッシュ、といったこともしばしば起きているからです。
初めはゆっくりと目(感覚)を慣らしてからだと危険度はかなり下がると思います。
初心者に対してやさしい方法だと思いました。
また、その20分間は同乗もOKでしたので、私も仲間の助手席に乗ってコースを回ることが出来ました。


一般道を普通に走っているときでも、車の挙動を知ってることで事故を回避することが出来る場合もあります。
例えば、この時期にはカーブを曲がったら日陰で路面が凍結していた、という状況は良くあることです。
そういったときに急に挙動が乱れても、落ち着いて適切な対処出来れば事故にならないで済むこともあります。
仮に、事故になってしまってもダメージを小さくすることが出来るかもしれません。
もちろん基本となるのは、起こりうる危険を予測してそれにみあったスピードで走ることです。
しかし、それだけでは実際に何かが起きて車が予想外の動きをしたときに何をすれば良いのかは分かりません。
たいていの事故は、予想外の何かがあって起きているのではないでしょうか。
予想通りで起きる事故はありませんよね。

速く走ることを目的とせずに車の挙動を覚えることを目的としてサーキットを走るのも良いけど、一緒にコースを走る車がそういった走りかたに合わない場合もあります。
今回の走行会の超ビギナークラスは、そのような配をすることなくサーキット走行ができると思いました。
実際にそのクラスで走行した仲間の多くが、参加して良かったと感想を言ってました。

興味を持たれた方は参加してみては如何でしょうか。
自分のドライビングスキル向上に、きっと役立つことと思います。

次回のスケジュールは「こちら」 です。