No.677 シートベルト | NPO法人NMA

No.677 シートベルト

奈良@NMAです。

車やバイク等を運転している以上、万が一の事故の際には同乗者に対する安全を確保する必要があります。
体がむき出しの二輪車の運転者および同乗者用は、事故の際に放り投げ出されるので体を守るために多くのプロテクターが販売されています。
また、NMAでも以前紹介した事のあるヒットエアーというエアバッグ機能内蔵のジャケットもあり、万が一の際も致命傷を与え難くする効果があります。

四輪車の場合は、車に最初からついている安全装置に頼る事になることが多いと思います。
法律で義務づけられているのが前席でのシートベルト着用ですね。
後部座席ではシートベルト着用は法律で義務づけられていませんが、それが「シートベルトをしなくても安全」という訳ではありませんのでご注意ください。

多少ゆっくり走行している感のある時速30キロであっても、その速度でシートベルトをせずに衝突した場合、なにかに掴まっていたとしても投げ出される自分の体を支える事はまず不可能です。
その瞬間の体の重さは数百キログラムにも相当するからです。
ゆるみの無いようにシートベルトを装着していて初めてシートベルトが体を拘束してくれるのです。

後部座席の人がシートベルトをしていないと、前面からの衝突の場合は後部座席からフロントガラスを突き破って車外に放り出される事もあります。
後方から追突されたり、スリップ等で複雑に激突した場合などは、サイドガラスや後部ガラスを突き破って放り出されてしまうこともあります。
これを読まれているのが運転手のかたであれば、同乗者には必ずシートベルトを着用してもらうようにしましょう。

また、最近の車にはSRSエアバッグも義務づけられていますね。
SRSエアバッグはシートベルトの補助拘束装置ですので、シートベルトをしていないとエアバッグが開く衝撃を必要以上に受けてしまい、かえって危険になりますのでかならずシートベルトは着用してください。

四輪を運転されるかたは、とにもかくにもシートベルトを正しく着用することがノーモアアクシデントの第一歩ではないかと思います。
NPO法人NMA ~No More Accident ~