No.660 危険予知能力 ~タイヤ破裂事故から学ぶ~ | NPO法人NMA

No.660 危険予知能力 ~タイヤ破裂事故から学ぶ~

西村@NMAです。No.651で良永さんが書かれていたタイヤ破裂事故の件に

ついて、私も考えてみました。

まず当該事故を起こした車両というのは大型クレーン車ということですが、

大型クレーン車のタイヤが破裂したら、隣の乗用車がボコボコになるくらい

の破壊力があると言う事実にまず驚きました。

そこで、空気圧についてネットの情報などで調べてみたのですが、普通乗用車の

場合2キロぐらいなのに対して大型トラックだと9キロもの空気を入れる必要がある

とのことでした。これは


200リットル入りのドラム缶約8個分の空気が入っているのと同じだそうです。


そういう風に言われれば、乗用車が風圧であれだけ壊れてしまうのも納得です。



ところで、この事故を起こしたドライバーは

「運転前の点検でタイヤの劣化は分かっていたが、会社までは帰れるだろうと思った」

と言っているそうですが、もしタイヤがバーストしたらこういう状況(車がになるということは

予見できていたのでしょうか?プロのドライバーだからわかっていて当たり前とも

思うのですが、わかっていなかったら恐ろしいことですね。


大型免許を持っていない私は、大型トラックのタイヤが破裂した破壊力がこれほどの

ものとは知りませんでしたし、一般ドライバーは私と同様な方も多いのではないでしょうか。


また、もしこの事故の時に大型トラックの隣にいたのが乗用車でなく、バイクだったらと

考えると想像するだけでも恐ろしいですね。私は自動二輪の免許も持っていますが、

こういうことは教習所では一々教えてくれませんし、また、全てを教えられるものでもない

と思います。


交通事故を自ら防ぐためには、こういう事故を教訓として、危険予知の能力を磨き、

情報の更新をしていくことが常々必要だと思いました。




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