No.654 自分で出来るメンテナンス(オイル交換) | NPO法人NMA

No.654 自分で出来るメンテナンス(オイル交換)

 須田@NMAです。


先日、オートバイでちょっと遠出をする用事があったので、自分で軽整備をしました。

私が乗っているオートバイは今年の5月に知人から譲り受けたのですが、引き取り後

オイル交換を行っていなかったのを思い出したからです。

都内での使用がほとんどなので期間のわりには走行距離は伸びていませんが

何かきっかけがないとついつい先延ばしになってしまいますので、いい機会かなと

思いました。


今回行ったのは、エンジンオイルとオイルフィルターの交換です。

同時に、スパークプラグの交換も行いました。


急に空いた時間に思いつきで行ったので、ちょっとした失敗もありました。

交換するオイルとフィルターは買ってあったのですが、ドレンボルトのワッシャーと

フィルターのパッキン(Oリング)を用意しておくのを忘れていました。


軽く近所を走ってエンジンを暖めてオイルを抜きやすくしたらオイルの交換です。

ドレンボルトの下に市販品の廃油処理パックを置いて、オイルを受けます。

抜いたオイルを下水に流すようなことは、絶対にしてはいけません。

オイルの注入口を緩めてからドレンボルトを外します。

ドレンボルトをめがねレンチかソケットレンチで緩めて手で回せるようになったら

レンチを外し、ボルトをクランクケースに押し付けながら緩めて外れるようになったら

ボルトを廃油処理パックに落とすようにして手をどけると、あまり手を汚すことなく

ドレンボルトを外すことができます。


しばらく抜け落ちるのを待ったら、バイクを左右に揺らしてさらにオイルを抜きます。

オイルが抜けたらごみが入らないように注入口を元に戻して、オイルフィルターの

交換です。

私のバイクでは、クランクケースの右側にカバーがあって3箇所がナットで固定

されているのでそれを外すとフィルターが交換できます。


 


エンジンからフィルターを外したところです。






外したフィルターと、新しいフィルターです。
フィルターの右に写っているのが、古いパッキンです。

今回は仕方なく再利用しましたが、フィルターの交換をするときは新しいものを

つけるようにしたいですね。

古いフィルターはかなり汚れていました。





フィルターのアップです。

外したフィルターは真っ黒です。



新しいフィルターを取り付けたらドレンボルトを装着して、新しいエンジンオイルを

規定量注ぎ込みます。

ドレンボルトを取り付ける前にワッシャーを確認して、痛んでいたら交換しましょう。

幸い、今回は痛みが無かったようなので再利用(実は準備不足ですが・・・)しました。

ドレンボルトの取り付けは緩んでしまわないようにするのは当然ですが、締め込み過ぎ

にも注意が必要です。

次の交換時に外れなくなったり、クランクケースを壊してしまうこともありますので。


一度規定量を注ぎ込んだらエンジンをかけて(1~2分程度)オイルをエンジン内部に

行き渡らせ、もう一度オイルの量を確認します。

フィルターを交換したときは、交換量が若干増えるようです。

不足していたら注ぎ足しますが、もし多すぎた場合は手間がかかっても規定量まで

抜いたほうが良いそうです。


オイルの量が適正なのを確認したら、漏れがやにじみが無いかの確認も忘れずに

行ってください。

軽く走った後、もう一度確認するのが確実で良いと思います。



比較的簡単なメンテナンスですが、エンジンの調子も良くなったように感じられ

オートバイに対する愛情も湧くことと思います。

今回一緒に行ったプラグの交換は、次回の記事で紹介したいと思います。



注)初めての方は経験のある方の指導を受けるなど、安全管理には十分気をつけて

   行うようにお願いします。


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