No.691  ひき逃げ事故 厳罰化を求める声 | NPO法人NMA

No.691  ひき逃げ事故 厳罰化を求める声

良永@NMAです。

先日の新聞で、鹿児島の女性教諭がひき逃げで逮捕と言う記事を読みました。
記事によれば、同僚と飲酒後 代行運転で帰宅。その後食べ物を買いに
行こうと自ら運転して事故を起こしたそうです。
被害者は17才で、事故の5時間後に亡くなられています。

せっかく代行で帰宅したのに、その後ハンドルを握った行為も残念で
なりませんが、それ以上に問題なのは「飲酒運転の発覚が怖くて」逃げた
事です。

別の記事ですが、2001年に「危険運転致死傷罪」が制定されて飲酒運転
などの悪質な事故加害者への刑罰は重くなりましたが、ひき逃げと言う
行為に対する刑罰は必ずしも重いとは言えないそうです。

これは「危険運転致死傷罪」が事故に対して適用されるものであり
事故後に犯した不法行為と解釈されるひき逃げには適応されないため
なのだそうです。

所謂 法の抜け道になってしまっており、全国交通事故遺族の会では
ひき逃げ行為の厳罰化を求める署名運動を展開中だそうです。

すぐに対応していれば助かった人命も沢山あったと思います。
ご遺族のお気持ちからも勿論ですが、事故を起こしてしまったドライバーが
「逃げたら損だ」と思う様な厳罰化はひき逃げの防止に効果的だと思います。



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